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明大レスリング部のあゆみ
 
特別インタビュー
 
 

逆境を乗り越えて

平成12年(2000年)卒  黒澤 宏明

 

 私が大学に在学していた頃は、明治大学体育会レスリング部八十年の中で最も低迷期を迎えていた時期だと思います。同期は自分を含め、森、細越、神村と一般生の渡辺の五名でした。入学当初は先輩方もたくさんいてそれなりに活気があったのですが、二年生になると上級生が抜け、新入生を含めたたった七名で迎えたリーグ戦では、9階級中5階級しか選手がいなく、一敗も許されない状況の中、1部Bリーグ最下位。そして、入れ替え戦でも苦しい状況の中善戦するも、レスリング始まって以来初の2部リーグ降格。どん底の中、この年から六大学リーグ戦が始まることになりました。ここから挽回していこうと思う矢先、主力二選手が怪我と病気のため、入院することになり、一般生の渡辺も減量してまで望んだ結果、法政、早稲田、慶応に続くまさかの4位。失意の中、それでも前を向いて行くしかないと暖房がこたつしかない合宿所で励ましあいました。
 三年生になると、寒い冬の時期に種を植えたものが少しずつ芽を出し始めてきました。新入生を迎え、リーグ戦を2部リーグなど眼中にないと言わんばかりに圧勝し、入れ替え戦でも早稲田大学を撃破。その年の六大学リーグ戦では、危なげなく優勝。昨年の悪夢を振り払いました。そして、迎えた四年時のリーグ戦。2部から昇格してきたばかりの明大は初戦を昨年1部Bリーグ一位の青山学院との初戦をチームワークで勝利をもぎ取り、そのまま勢いに乗って1部Bリーグ2位という近年まれにみる好成績を収めました。2年前には2部リーグ降格という屈辱を味わいながらも、仲間を信じて歩んできた成果が実った瞬間でした。
 学生のころに、居酒屋で出会った人が、「戦争をともに戦った『戦友』は友人と違って特別なものだ。君たちにはわからないだろうが」と言っていました。今ならその『戦友』の意味がわかる気がします。気の合う仲間が集まったのではなく、苦楽を共にした特別な存在、それがこの明大の仲間たちでした。これからの明治大学レスリング部での新たな1ページを楽しみにしています。

 

 

 

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