私が主将に任ぜられてから、はや1年が過ぎ去りました。この1年間の試合を振り返ってみると、悲喜こもごもな思い出深い場面が、脳裏に浮かび上がってきます。春のリーグ戦ではBブロック3位と、日体大、日大等上位4強の壁を破ることができませんでした。
しかし、夏季強化合宿でチーム全員が雪辱に燃えて頑張り、秋の王座決定戦では4年ぶりベスト4に入ることかでき、上位校に一矢を報いることができました。また、全日本大学選手権において、来年のレギュラーのほとんどが6位以内入賞という成績を収め、来季に明るい光が見えたことは喜ばしいことです。
レスリング王国明治への道はまだ厳しく険しいが、後輩諸君にはチーム一丸となって一歩一歩進んでいって欲しいと思います。今後、社会人になりましても、4年間明治大学レスリング部員として過ごしてきた誇りと自信をもって、頑張っていきたいと思います。
最後に、お世話になった部長、監督、OBの皆様方に、心から御礼を申し上げます。
《明大スポーツ新聞より転載》
<昭和54年度 最上級生部員>
山村 健(57kg級)
小柳義人(68kg級)
鈴木誠一(74kg級)
植松政弘(82kg級)
小松 浩(90キロ以上級)
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昭和54年(1979) |
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出来事 |
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○
失業、100万人を超す |
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○
共通一次試験実施 |
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○
日本電気、パソコン発売 |
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○
国連難民会議 |
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○
東名高速、日本坂トンネル事故 |
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流行語 |
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○
インベーダー、口裂け女 |
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映画 |
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○
エイリアン |
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流行歌 |
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○
いい日旅立ち |
明大レスリング部と日本レスリング界の出来事 |
4月 |
ワールドカップ大会開催
(米国オハイオ州)
62kg級 多賀恒雄 2位 |
5月 |
東日本学生リーグ戦 1部
(青山レスリング会館)
優勝=日体大
明大=3位(1部B) |
6月 |
全日本選手権大会が世界選手権代表選考会とモスクワオリンピック第2次選考会を兼ねて東京体育館で開催。
<フリースタイル>
62kg級 多賀恒雄 優勝
68kg級 宮原 章 優勝 |
7月 |
プレオリンピックがモスクワで開催。 |
8月 |
全日本学生選手権大会
(大阪府立体育館) |
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世界選手権大会
(サンディエゴ)
<フリースタイル>
62kg級 多賀恒雄 5位
68kg級 宮原 章 2位
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10月 |
王座決定戦
(代々木青少年スポーツセンター)
優勝=日体大
明大=4位 |
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第1回アジアレスリング選手権大会がインドのジュランタルで開催。
<フリースタイル>
62kg級 多賀恒雄 優勝
68kg級 宮原 章 優勝 |
11月 |
第5回内閣総理大臣杯全日本大学選手権大会が開催。
日体大が3年連続4度目の優勝
優勝=日体大
明大=4位以下
<個人戦>
68kg級 小柳義人 3位 |
12月 |
世界アマチュアレスリング・スーパーチャンピオン・タイトルマッチが群馬県伊勢崎市民体育館で開催。
これは、世界で最初に企画されたタイトルマッチ。参加国はソ連・米国・ブルガリア・東独・韓国・日本の6ヵ国。フリースタイルの軽量四階級で行なわれ、各級とも上位ランキング4人の総当たり戦。
62kg級 多賀恒雄 2位
68kg級 宮原 章 4位 |
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